岸和田市との消防指令業務の共同運用を検討しています。

2020年01月15日 11:23:39

 

1.消防指令業務とは

 火災や救急などが発生した場合に、消防署へ119番通報し通報者が消防署員(指令員)に災害内容を伝え、必要な消防車両を災害現場に出動させる業務です。

 

2.消防指令業務の共同運用について

(1)国の動向

 平成31年3月29日付け消防庁告示第4号により、市町村が目標とすべき消防力の整備水準を示す「消防力の整備指針」の一部が改正され、指令管制業務を円滑に行うため、消防本部の管轄区域に消防指令システムを設置する規定が新たに設けられました。

 この規定が新たに設けられたことにより、全ての市町村において、消防指令システムを整備することが求められることとなりました。

 また、消防庁が発出した平成29年4年1日付け消防消第59号「消防の連携・協力の推進について」において、消防指令業務の共同運用については、災害情報を一元的に把握し、効果的・効率的な応援体制が確立される取組として位置づけられています。加えて、同通知では、共同運用の実施に際しては、消防体制の向上に一層資するものとするために、自動応援(直近指令・ゼロ隊運用)を併せて行うことが望ましいとしています。

このようなことから、広域的な消防応援体制の強化及び財政面の効率化を図るため、消防指令業務の共同運用について検討を行っています。

 

(2)消防指令業務の共同運用をすることにより期待できる効果

【両市町の住民サービスの向上】

 119番通報が集中した場合に、下記の対応を行うことで住民サービスの向上が期待できます。

 

①市町の境界区域については、現場に最先着できる隊に自動的に出場指令を行う『直近指令』を行うことが可能となり、これまで以上に迅速な対応ができる。

 

②一方の消防本部において救急集中時に出場可能な隊がなくなった場合に、自動的にもう一方の消防本部の隊に出場指令を行う『ゼロ隊運用』を行うことができる。

 

③忠岡町域において、岸和田市の保有するはしご車や化学車等の特殊車両を有効活用することができる。

 

【財政上の効果】

①消防指令センターを共同で整備することで単独で整備する場合に比べ、初期的経費については国の財源措置があるため,両市町ともに負担軽減を図ることができる。

 

②現状の岸和田市の通信指令員の体制人数のまま岸和田市・忠岡町の通信指令業務を行うことができると予想されるため、効率的な人員配置を図ることができる。

 

3.消防指令業務の共同運用イメージ

(1)現在の消防指令業務の状況

 

※    現状では、市町の境界区域での通報があった場合、それぞれの市町の隊が出場することになり、応援が必要

な場合は、原則自市町の別隊が応援出場することになる。(それでも応援が必要な場合他市町に要請)

 

 

(2)消防指令業務の共同運用(イメージ)

 

※ 消防指令センターが現場に最先着できる隊を自動的に判断して出場指令を行い、出場可能な隊がいない

時は、もう一方の消防本部の隊に出場指令を行うことが可能となり、的確かつ柔軟な消防体制が実現。

 

 

119番通報要領


 

火災の場合

指令員:119番です。火事ですか?救急車ですか?

通報者:火事です。

指令員:住所はどこですか?

通報者:忠岡町〇〇1丁目2番3号〇〇宅です。

指令員:近くに目標物はありますか?

通報者:〇〇小学校の(方向)側です。

指令員:何が燃えていますか?

通報者:家が燃えています。

指令員:ケガ人や逃げ遅れている方はいますか?

通報者:現在、わかりません。

指令員:最後に、あなたのお名前と今お使いの電話番号を教えてください。

通報者:消防太郎です。電話番号は〇〇ー〇〇〇〇です。

指令員:わかりました。直ちにそちらに向かいます。

 

救急の場合

指令員:119番です。火事ですか?救急車ですか?

通報者:救急です。

指令員:住所はどこですか?

通報者:忠岡町〇〇1丁目2番3号〇〇宅です。

指令員:近くに目標物はありますか?

通報者:〇〇小学校の(方向)側です。

指令員:どなたがどうされましたか?

通報者:〇〇歳の男(女)性が玄関で転倒しケガをしました。

指令員:どのような様子ですか?

通報者:右腕から出血しています。

指令員:病歴やかかりつけの病院はありますか?

通報者:3年前に心筋梗塞で〇〇病院で手術しています。

    今は特に通院している病院はありません。

指令員:最後に、あなたのお名前と今お使いの電話番号を教えてください。

通報者:消防太郎です。電話番号は〇〇ー〇〇〇〇です。

指令員:わかりました。直ちにそちらに向かいます。