病院前救護における重症外傷キーワードの後ろ向き観察研究について

 医学情報の研究利用について

   泉州地域では、平成24年10月より、泉州地域メディカルコントロール協議会に参画する6消防機関(岸和田市消防本部、和泉市消防本部、泉大津市消防本部、貝塚市消防本部、忠岡町消防本部、泉州南消防組合)の管轄区域を対象として、消防機関における救急覚知内容から重症外傷が疑われる事案に対し、早期医療介入による傷病者の予後改善を目指し、救急車の出場と同時にりんくう総合医療センター大阪府泉州救命救急センターのドクターカーの出動を要請するドクターカー覚知同時要請の体制を運用しており、平成26年4月からは消防機関における口頭指導体制に組み込み、平成29年7月からは該当症例について全例個別に検証を実施しております。

 

    このドクターカー覚知同時要請を判断する基準には、重症外傷が想定される受傷機転のキーワードを定めておりますが、キーワードの中でも、自転車を含む二輪車の事故及び墜落、転落の事故ではキーワードに合致せずドクターカー覚知同時要請に至らなったものの重症外傷であった症例が、車両横転事故では、キーワードに合致してドクターカー覚知同時要請されたにも関わらず比較的軽症であった症例が多く含まれていることが検証の中で確認されていることから、この度、二輪車事故、墜落・転落事故、車両横転事故に係るキーワードの見直しについて検討するため、りんくう総合医療センター大阪府泉州救命救急センターと泉州地域の6消防機関が共同研究を行うこととなりました。

 

    調査対象となるのは、2019年1月1日から2019年12月31日までの1年間に、泉州地域の6消防機関の救急隊が救急搬送で対応した、二輪車事故、墜落・転落事故、車両横転事故を原因に負傷された傷病者様であり、調査項目は、通常の救急業務でも確認させていただく、救急発生場所、年齢、性別、受傷の状況、負傷部位など傷病者様の情報のほか、医療機関搬送後の転帰(傷病名、予後)などとなります。

 

    これらのデータにおいて、全ての傷病者様は匿名化され、お名前や住所など、個人を特定するブライバシーに関する情報が外部に漏れることは無く、また何らかの負担が生じることも一切ございません。収集したデータは、6消防機関及び共同研究機関であるりんくう総合医療センター大阪府泉州救命救急センターにおいて解析致します。また、研究責任者は、研究に用いられる情報等を適切に保管し、廃棄する際は、匿名化し個人情報に注意して処理いたします。また、今回の研究で得られた結果に関しては、医学的な専門学会や専門雑誌などで報告させていただく可能性があります。

 

    本研究の調査対象の患者様で、調査に同意されない方は、お申し出ください。ご質問などがございましたら下記の問合せ先にお尋ねください。

 

問合せ先

 忠岡町消防本部 警防課救急係    代表 0725-31-0119