暑さに慣れていないこの時期は、熱中症になりやすく特に注意が必要です。喉が渇いていなくてもこまめに水分を補給しましょう。
「熱中症」は高温多湿な環境に長時間いることで、徐々に体内の水分や塩分のバランスが崩れ、体温調節機能がうまく働かなくなり体内に熱がこもった状態を指し、体温上昇、めまい、体のだるさ、重症化すると痙攣や意識の異常などの症状を起こす病気です。屋外だくけでなく、室内で何もしていないときでも発症する恐れがあります。
熱中症についての正しい知識を身につけ、体調の変化に気をつけるとともに、周囲にも気を配り、熱中症による健康被害を防ぎましょう。
・部屋の温度をこまめにチェックし、扇風機やエアコンを使用して28℃を越えないようにしましょう。
・汗をかいていなくても皮膚や呼吸と一緒に絶えず水分は身体から蒸発しています。のどが渇く前にこまめに水分を補給しましょう。
・外出するときは涼しい服装で、日傘や帽子を使用しましょう。
・日頃から栄養バランスのいい食事と体力づくりをしましょう。
・無理をせず、適度に休憩を取りましょう。
・エアコンが効いている室内や風通しのよい日陰など、涼しい場所へ移動する。
・衣服をゆるめ、身体を冷やす。(特に首の周り、脇の下、足の付け根など)
・スポーツドリンクなどで水分補給をする。
汗には水分だけでなく塩分も含まれています。
大量の汗をかいた時に、一度に大量の水を摂取すると、血中のナトリウム濃度が下がり体内の電解質のバランスが崩れ体調不良を起こす恐れがあります。
塩分と糖分を適度に含んだスポーツドリンクを摂取するようにしましょう。
マスクは飛沫の拡散防止に効果がある一方で、高温・多湿な環境では、熱中症のリスクが高くなります。
熱中症を防ぐために、近距離(2メートル以内を目安)で会話するような場合を除いて、屋外ではマスクをはずしましょう。
例えば、徒歩や自転車での通勤・通学時や、散歩やランニングといった運動時など、屋外での活動においては、マスクをはずしましょう。