大阪府性的指向及び性自認の多様性に関する府民の理解の増進に関する条例

更新日:2025年10月31日

性的指向と性自認とは

性的指向(Sexual Orientation)とは、自己がどの性別の方を恋愛や性愛の対象とするか、異性を好きになるか同性を好きになるか、あるいは誰も好きにならないかなどをさしています。これは、すべての人が持っている属性であると認識されています。
性自認(Gender Identity)は、自己の性別をどう認識しているか、生まれた時の身体の性と同じであるか異なるか、あるいは決めていないかなどをさしています。性別についての認識は、人それぞれ多様であると理解されています。

このふたつを併せて、それぞれの頭文字をとって「SOGI」と呼ばれています。また、多様な性に関するマイノリティの総称として「LGBT」という言葉も使われています。
しかし、性の多様性に対する無理解や社会制度が十分に整っていないことで、性的マイノリティの方が生活の中で困難や生きづらさを感じることも少なくありません。偏見や差別に苦しんだりカミングアウトに葛藤を抱えたりするなど、さまざまな課題に直面しています。

国は、性的マイノリティに関する施策を推進しており、性的指向や性自認にかかわらず、すべての人が相互に人格と個性を尊重し合いながら共生する社会の実現をめざしています。

「大阪府性的指向及び性自認の多様性に関する府民の理解の増進に関する条例」について

性的マイノリティに対する誤解や偏見、差別をなくし、誰もが自分らしく生きることができるよう、大阪府は2019年(令和元年)10月に「大阪府性的指向及び性自認の多様性に関する府民の理解の増進に関する条例」(大阪府性の多様性理解増進条例)を施行しました。
この条例により、性の多様性に関する理解を深める施策を推進しています。さまざまな性のあり方を誰もが自然に受け入れることのできる社会の実現には、一人ひとりの理解と協力が必要です。
条例の趣旨を理解し、差別のない明るい社会を築きましょう。

大阪府の取組み

パートナーシップ宣誓証明制度

「大阪府性の多様性理解増進条例」の制定を契機として、2020年(令和2年)1月より性的マイノリティの方が、お互いに人生のパートナーであることを宣誓された事実を証明する制度を実施しています。
詳細は、以下のリンクをご確認ください。

人権施策推進基本方針の変更

2021年(令和3年)12月の「大阪府人権施策推進基本方針」の変更により、性的マイノリティの人権問題を新たに取り組むべき主要課題へと位置付けました。
詳細については、以下のリンクをご確認ください。

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