救命率向上を目的とした救急搬送時の研究用データ収集にご協力ください。
1、当消防本部もアナフィラキシーに関する観察研究に参加します。
アナフィラキシー(食物やハチに刺されることによる急性アレルギー反応)に対しては、できるだけ早くアドレナリンを投与することが有効とされています。
救急救命士がアナフィラキシーが疑われる傷病者に対して、アドレナリン製剤を投与することは法令上認められていますが、現状では、傷病者の方が医師からアドレナリンの自己注射薬の処方を受けて、本人が所持しているものを用いて投与する場合に限られており、処方されたアドレナリン製剤を所持していない場合や、そもそも処方されていない場合は対象となりません。
そこで、救急現場であっても救急救命士がアナフィラキシーを正しく判断し、アドレナリン投与の必要性を適切に判断できるかを評価するために、救急救命士によるアナフィラキシーの判断とアドレナリン投与の必要性の判断、同じ事例について病院で医師によってなされた診断結果が合致するかどうかなどの分析・比較する「観察研究」が全国で実施されることとなり本町消防本部所属の救急隊も研究に参加することとなりました。
観察研究であり、アドレナリン未所持の傷病者に対してアドレナリン製剤を投与することはありません。
2、実施期間
令和5年8月1日(火曜日)から令和5年11月30日(木曜日)まで(予定)
3、研究内容
救急現場で、救急救命士がアナフィラキシーとアドレナリンの適応の判断を記録し、搬送先医師の判断との一致率を比較します。
救急救命士の判断についての研究であり、通常の救急活動に影響はありません。
アナフィラキシーが疑われる傷病者の症状や意識状態・血圧等のデータ収集を行いますが氏名等の個人が特定される情報は収集しません。
この記事に関するお問い合わせ先
消防警防課
〒595-0811 大阪府泉北郡忠岡町忠岡北1-1-23
電話: 0725-31-0119(代表)
ファックス: 0725-22-4000
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更新日:2023年08月02日