BCG(結核)
結核の発病を防ぐ予防接種です。
結核は、結核菌による感染症で、感染者が咳をしたときなどに菌が飛散して感染します。
肺への感染が最も多いですが、結核性髄膜炎、粟粒結核、胸膜炎、骨・関節結核、腎結核など、他の臓器にも感染をおこすことがあります。
BCGは、結核の発病を完全に抑えるものではありませんが、特に乳児が結核にかかった場合に起こしやすい結核性髄膜炎や粟粒結核などの重篤な結核の発病を抑える効果があります。
対象となるお子さん
生後から1歳未満(生後5か月~8か月が推奨期間です)
接種場所
保健センター(集団接種)
実施日時
奇数月第1木曜日 午後1時30分~2時30分
詳しい日程は広報、忠岡町すこやかだよりをご確認ください。
接種方法
生後1歳までに1回接種
費用
無料
副反応
BCGは、小さな針が9個ついた円筒状の容器を乳児の上腕外側に2回、押しつけて接種します。
接種後すぐは、針のあとから出血がみられることがありますが、これが普通です。このあと、接種部位はほとんど消失しわからなくなりますが、接種から10日以上過ぎてから接種部位が赤く腫れてきます。
この状態は接種後1か月~2か月頃で最も強くなりますが、これは免疫がつくられている証拠であり、異常ではありません。赤みや化膿は、だんだん治まり、かさぶた状になり、3ヶ月頃までには瘢痕のみとなってきます。中には、局所の反応が3か月を過ぎても治らない、再度炎症反応を示すことがまれにあります。一部がケロイドとして残ることもあります。
接種後、1か月前後から、接種側の腋の下のリンパ節が腫れることがあります。ごくまれに、このリンパ節が化膿したり、破れたりすることがあります。
ご注意
異常な副反応として「コッホ現象」があります。
結核にかかっているお子さんがBCGを受けた場合におきる症状がコッホ現象です。
正常な反応では、10日以内で接種部位の反応はみられませんが、コッホ現象では、接種後10日以内に、接種部位の発赤、腫れ、化膿が現れ、通常2~4週間後に消失し、瘢痕化、治癒という反応がおきます。
BCGを接種した後、10日間はお子さんの腕の状態に変化がないか注意してください。
上記のような反応が現れた場合は、お子さんが結核にかかっていないか、ご家族や近親者に結核患者がいないか調べる必要がありますので、必ず保健センターにご連絡ください。
備考
生後4ヶ月頃に保護者の方へ集団接種のご案内と予診票を郵送します。
この記事に関するお問い合わせ先
保健センター
〒595-0805 大阪府泉北郡忠岡町忠岡東1-34-1(健康づくり課内)
電話: 0725-22-1122(代表)
ファックス:0725-22-8663
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更新日:2023年03月28日