化学物質過敏症

更新日:2023年08月14日

化学物質過敏症とは?

化学物質過敏症は、何かの化学物質に大量にさらされたり、または微量だけれども繰り返しさらされた場合に発症します。発症後はわずかな量の化学物質にも過敏に反応し、様々な症状が現れるといわれています。建材・塗料等から放散される化学物資だけでなく、身近な家庭用品や化粧品等に含まれる物質にも過敏に反応します。

重症になると、仕事や家事ができない、学校へ行けない...等、日常生活に支障が出ることもあります。

原因となる主なもの

屋内

柔軟剤、香水、タバコ、洗剤、漂白剤、芳香剤、化粧品、食品、食品添加物、残留農薬、カビ、ダニ、ちり、防虫剤、防ダニグッズ、防菌グッズ、建材、接着剤、ホルマリン、塗料

屋外

ディーゼル粉塵、排気ガス、大気汚染物質、農薬、殺虫剤、除草剤、シロアリ駆除剤、花粉、動物の毛、オゾン

主な症状

自律神経障害:発汗異常、手足の冷え、頭痛、易疲労性

内耳障害:めまい、ふらつき、耳鳴り

気道障害:咽頭痛、口喝

循環器障害:動悸、不整脈、循環障害

免疫障害:皮膚炎、喘息、自己免疫異常

運動器障害:筋力低下、筋肉痛、関節痛、振せん

消化器障害:下痢、便秘、悪心

眼科的障害:粘膜の刺激症状、調節障害、視力障害

精神障害:不眠、不安、うつ状態、不定愁訴

化学物質過敏症の方への配慮をお願いします

  • 学校や公共の場等の人が集まるところでは、柔軟剤、香水、整髪料等の香りが過度にならないようにしましょう。
  • 住宅に隣接した家庭菜園や農地等で農薬や殺虫剤等を使用するときには、飛散防止に努めましょう。
  • 害虫、ねずみ等を駆除するときには、薬剤に頼らない駆除の方法(清掃や進入路の封鎖等)も活用しましょう。

<ご理解ください>

化学物質過敏症は誰もが発症する可能性がある一方で、診断も難しく、原因等もはっきりしません。周囲の方の理解を得にくい場合もあり、「気のせい」等と言われ、苦しんでいる人もいます。

誰もが安心して暮らせる社会のために、化学物質過敏症への理解を深め、ご協力いただきますようお願いします。

この記事に関するお問い合わせ先

健康づくり課
〒595-0805 大阪府泉北郡忠岡町忠岡東1-34-1
電話: 0725-22-1122(代表)
ファックス:0725-22-8663

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