大気汚染
大気環境の保全
光化学スモッグとは
自動車の排出ガスや工場のばい煙などに含まれる窒素酸化物や炭化水素が、太陽の紫外線によって光化学反応をおこし、光化学オキシダントという有害な物質が生成されます。この物質によるスモッグを光化学スモッグといい、目がチカチカしたり喉が痛くなったり、植物に悪い影響が出たりすることがあります。
発生しやすい期間
光化学スモッグは、5月から10月までの間で、風が弱く、気温が高く、日差しが強い日に発生しやすい傾向があります。
光化学スモッグが発生すると
「光化学オキシダント」は高濃度になると人や植物に影響を及ぼす恐れがあるため、大阪府では、オキシダントの濃度に応じ「予報」「注意報」などを発令し、注意を呼びかけています。被害を未然に防止するため、学校などでは旗を掲示し、注意喚起をおこないます。
予報、注意報などが発令されたら
屋外での激しい運動は避けましょう。目やのどなどに刺激を感じた人は、洗眼、うがいをするとともに、屋内でしばらく安静にしていましょう。
なお、それでも症状がよくならないときや、呼吸困難、手足のしびれ、けいれんなどの症状があるときには、すぐに医師の診断を受けましょう。不要不急の自動車を使用しないようにしましょう。
発令 | 旗の色 | 周知事項 | 発令基準(ppm=百万分率 |
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予報 | 緑色 |
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オキシダント濃度が0.08ppm以上であり、気象条件からみて注意報の発令基準に至ると考えられるとき。 |
注意報 | 黄色 |
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オキシダント濃度が0.12ppm以上であり、気象条件からみてその状態が継続すると考えられるとき。 |
警報 | だいだい色 |
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オキシダント濃度が0.24ppm以上であり、気象条件からみてその状態が継続すると考えられるとき。 |
重大緊急警報 | えんじ色 |
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オキシダント濃度が0.40ppm以上であり、気象条件からみてその状態が継続すると考えられるとき。 |
更新日:2023年03月28日