長周期地震動による緊急地震速報の配信について

更新日:2023年03月28日

令和5年2月1日より、緊急地震速報の発表基準に長周期地震動階級が追加されました。これまで緊急地震速報は、震度5弱以上の地震が予想される場合に、震度4以上が予想される地域に発表されていましたが、長周期地震動階級3以上が予想される場合も発表されます。

変更内容

これまで緊急地震速報は、震度の予想によって発表されてきましたが、令和5年2月1日より、発表基準に長周期地震動階級の予想値が追加されます。

【緊急地震速報(警報)の発表基準】

(変更後)

発表基準:震度5弱以上を予想した場合、または、長周期地震動階級3以上を予想した場合。

対象地域:震度4以上を予想した地域、または、長周期地震動階級3以上を予想した地域。

(変更前)

発表基準:震度5弱以上を予想した場合。

対象地域:震度4以上を予想した地域。

【緊急地震速報の発表条件と対象地域】

緊急地震速報の発表条件と対象地域

発表条件

震度5弱以上の地震が予想される場合
+(または)
長周期地震動階級3以上の地震が予想される場合

対象地域

震度4以上が予想される地域
+(または)
長周期地震動階級3以上が予想される地域

※太字部分は21日から追加された条件・地域

長周期地震動について

大きな地震で生じる周期の長いゆっくりとした大きな揺れを長周期地震といいます。震源から数百km離れたところでも、高層ビルを長時間にわたって大きく揺らすことがあり、長周期地震動階級3~4の揺れでは、家具や什器の転倒・移動により大きな被害が発生するおそれがあります。

東日本大震災発生時、大阪市の震度は3でしたが、長周期地震動の大きな揺れにより、大阪市内の高層ビルではエレベーターの停止による閉じ込め事故や、防火扉が破損するなどの被害を受けました。

 

長周期地震動について、詳しくは下記リンク先の気象庁ホームページをご覧ください。

気象庁ホームページ

また、緊急地震速報について、詳しくは次の気象庁リーフレットをご覧ください。

新しい緊急地震速報~長周期地震動階級の予想も追加して発表~(気象庁)

長周期地震動への備え

緊急地震速報が発表された場合には、姿勢を低くして、頭を守り、じょうぶな机の下等安全な場所に避難するなど、身の安全を確保しましょう。

また、いざという時に備えて、家具などの転倒防止や窓ガラスへの飛散防止フィルムの設置、大きく移動する危険性のあるキャスター付家具類の固定など、日頃から備えておきましょう。

この記事に関するお問い合わせ先

自治防災課
〒595-0805 大阪府泉北郡忠岡町忠岡東1-34-1
電話: 0725-22-1122(代表)
ファックス:0725-22-0364

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