麻しん風しん混合ワクチン(MRワクチン)第1期、2期

更新日:2023年03月28日

麻しん・風しんの感染を予防します。
麻しん(はしか)は高熱が出ることや重篤な合併症の発症もみられる場合があることから予防接種による感染予防が非常に重要な病気です。
風しんは、妊娠中の女性が感染すると胎児に障がいをおこす「先天性風疹症候群」にかかることがあるので、妊婦本人、家族が風しんにかからないよう予防することが非常に重要となります。
麻しん風しん予防接種は、一度の接種で両方の免疫をつけることができます。

麻しん

麻しん(はしか)は、麻しんウイルスによる感染症で、ウイルスは空気感染(感染者の咳などから)します。
ウイルス感染後約10日後に、発熱、咳などの風邪のような症状が出始め、2~3日の発熱の後、高熱ともに発疹が出現します。
麻しんにかかったあとは、免疫機能低下がおきるため、2次感染による肺炎、中耳炎の発症がみられたり、脳炎といった重篤な合併症を起こすこともあります。

風しん

風しんは風しんウイルスによる発疹をともなう感染症です。
潜伏期は2~3週間で、発疹、発熱、首のリンパ節の腫れが主な症状です。年長児や成人では関節炎の頻度が高くなります。合併症としては、血小板減少性紫斑病(3,000人に1人)、脳炎(6,000人に1人)、まれに容血性貧血がみられます。妊婦さんが妊娠初期に風疹ウイルスに感染すると、胎児が先天性風疹症候群(難聴、心疾患、白内障などの障がいが残る)にかかることが高い確率で発生します。

対象となるお子さん

  • 第1期:満1歳~2歳まで(2歳のお誕生日の前日まで)
    1歳のお誕生日が過ぎたらできるだけ早く接種してください。
  • 第2期:次年度に小学校入学となるお子さん(幼稚園・保育園の年長児)
    各年度の4月1日~翌年3月31日まで

接種場所

町内医療機関(下記のリンクを参照ください)

入院中、遠隔地に滞在中、慢性疾患により主治医での接種が必要など、やむを得ない理由で町内医療機関で接種ができないお子さんについては、保健センターまでお問合せください。

接種方法

1歳の間に1回接種、就学前の1年間の間に1回接種、計2回の接種が必要です。

費用

無料

副反応

発熱、発疹が主な副反応です。
他に、接種部位の赤み、腫れ、じんましん、リンパ節の腫れ、関節痛、熱性けいれんがみられることがあります。
また、アナフィラキシー、血小板減少性紫斑病、脳炎およびけいれんなどの副反応がまれに生じる可能性もあります。

ご注意

重篤な副反応への対応のために、接種後はすぐに帰宅せず、接種した医療機関において少なくとも30分は安静にして待機してください。
麻しん風しん予防接種を受けた後は、1ヶ月くらいはお子さんの体調に気をつけてください。

備考

お子さんの満1歳のお誕生日前に、保護者の方に予診票を郵送しています。

この記事に関するお問い合わせ先

保健センター
〒595-0805 大阪府泉北郡忠岡町忠岡東1-34-1(健康づくり課内)
電話: 0725-22-1122(代表)
ファックス:0725-22-8663

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